お気に入りの詩集。。
2004年4月14日 本いろ
ISBN:4760214038 単行本 茨木 のり子 花神社 1977/03 ¥1,995
『自分の感受性くらい』
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
____________________
はじめてこの詩を読んだのが10年近く前。。
最後のフレーズにうじうじしてた心を見すかされたようで、
結局は手に入れてしまったこの詩集。
ときどきバイブルのように思い出すのよね。
*****
『自分の感受性くらい』
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
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はじめてこの詩を読んだのが10年近く前。。
最後のフレーズにうじうじしてた心を見すかされたようで、
結局は手に入れてしまったこの詩集。
ときどきバイブルのように思い出すのよね。
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