なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない

なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささくれ
こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます

『糸』中島みゆき


まだ恋人なんて呼べる人がいなかった頃この歌にであって
こんな風に出会えることを夢見ていました。

何故か涙がでてきてしまうほどに
愛しい歌詞なのです。


 若い時に結婚した私
 若気の至り…とはよく出来た言葉
 親からの逃避みたいな結婚だったし
 愛される事の心地よさもあったし
 でも、そんな結婚自体が『うそ』
 すぐに辛い事があれこれ押し寄せ
 でも、反対されて結婚した私には
 変な意地だけが支えだったりして
 自分の心と向き合うことから
 逃げていたんだと思う。


こんな風に愛する人と出会うことによって
織り成す想いを紡ぐことができる事を
お互いを支えあうしあわせのある事を
知ることもありませんでした。。

横糸が強すぎても縦糸が主張しすぎても
きっと美しい布にはならないのでしょう
ほどほどの引き合いと
お互いを引き立てる色合いと
そんな風に、ふたりでいる事が
大切なんだなぁ…って感じます。

どの人のどの恋も
それぞれが美しく輝いて
それぞれの心を包んでいるようです。

***

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